から揚げが食べたい
どうして人は生きなければならないのか
それを考えるとひどく退屈な気分になる
自分の好きで生まれてきたわけではないのに
どうして生きていなくてはならないのか
かといって自殺はしたくない
痛いのが嫌だからだ
そうなると、そもそもとして何故生まれてしまったのか
それを考えては、めんどくさいという気持ちになる
しょうがの利いたから揚げを食べることを考えると
楽しい気分になってくるから
そういうことなのかなあと思ったりもする
から揚げを食べるという楽しみをえるために
私は生きている
逆に言うと、から揚げをたべる以外の楽しみは思い当たらない
から揚げが食べたい
コープに売っている塩からあげが好きだ
オリジン弁当のから揚げが好きだ
ほっともっとのから揚げが好きだ
いつからこんなにから揚げが好きなのかわからない
けれどから揚げが好きだ
おいしいから揚げにめぐり合えたらいいと思う
おいしいから揚げを作れるようになれたらいいと思う
私はから揚げが好きだ
から揚げがこの世からなくなったら
私は生きるということに価値を見出せないかもれない
と言っても、何かを一生食べ続けるなら何がいいという問いに
から揚げとは答えないと思う
それでもから揚げが好きだ